第1章:数式で考える回転機 巻線係数の求め方①

巻線係数の求め方①

 

1回:短節巻係数

 

短節巻係数は、全節巻に対して短節巻を行ったときの出力比率である。言い換えれば、1コイルに対する永久磁石の対向比率、ティースに巻かれた右側コイル(導体)と左側コイル(導体)の磁束の位相差を表す指標とも考えることができる。

 

P:極数    S:スロット数      Cp:コイルピッチ

 

 

1コイルに対する永久磁石の対向比率を式に表すと永久磁石の磁束分布は正弦波状とするので、

 

 

 

短節巻係数が1の場合、その巻き方は全節巻である。

 

短節巻係数は,ティースに巻かれた右側コイル(導体)と左側コイル(導体)の磁束の位相差を表す指標とも考えると、

 

右側導体の誘起電圧:

 

右側導体の誘起電圧:

 

したがって、このコイルの誘起電圧Eは、

 

右側導体と左側導体の誘起電圧の位相が同じ場合、このコイルの誘起電圧の振幅は2になるので、短節巻係数は、

 

 

 

 

 

 

電気エンジニアにおすすめ!! 計測器検索.com 

 

変換ツール 計測器用語辞典 コラム・技術情報
お問い合わせ 会社概要 メーカー様向け このサイトについて パートナー募集 プライバシーポリシー 利用規約

当ウェブサイトでは、アクセス状況の測定・分析を目的に、クッキー(Cookie)を利用しています。クッキーの利用に同意いただくか、又はウェブサイトの閲覧を継続することで、クッキーの利用を承認いただいたものとさせていただきます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。クッキー(Cookie)とは?

同意して閉じる