第1回:力率の定義
下図はモータの電力ベクトル図であるが、cosqが力率を表す。ある出力を出すために必要な電力(有効電力=電圧と電流の瞬時値の積vuiu+vviv+vwiw)は決まっているので、力率が低いほど、皮相電力(電圧と電流の実効値の積)が大きくなる。
力率は、電圧に対する電流の遅れを表す指標であり、下図のqが電圧ベクトル図のqに相当する。
なお、電圧および電流の基本波に対する指標であり、高調波が含まれるとこの定義は成立しない。ここでは、高調波を含めた総合力率ではなく、基本波のみの基本波力率を考える。
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