コギングトルク波形があれば、モータの極数とスロット数、そして磁気的なアンバランスが発生している箇所を特定することができる。
コギングトルク波形の成分をFFTなどにより解析すると、磁気的なアンバランスがない場合には極数とスロット数の最小公倍数が基本次数として現れ、さらにその倍調波も現れる。
また、ロータに磁気的なアンバランスがあると、ロータの極数がアンバランスを表す基本次数として現れ、その倍調波も現れる。
同様に、ステータにアンバランスがあると、ステータスロット数がアンバランスを表す基本次数として現れ、その倍調波も現れる。
最後に、1次成分はロータの偏心が原因と一般的に言われるが、いくつかのパターンに分かれ、一概に1次が発生するとは言えない。
①1次が発生する場合
・ロータとステータの中心が回転中心に等しくないとき
・ロータの中心、ステータの中心、回転中心のいずれも一致していないとき
②スロット数の次数が発生する場合
・ステータとロータの回転中心がロータ中心と等しくない場合
③極数の次数が発生する場合
・ロータとその回転中心がステータ中心と等しくない場合
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