コギングトルクの基本次数が24次のモータのコギングトルク低減を考える。
着磁スキューを適用する場合、スキュー角度は360÷24=15degとなる。
次に、ステップスキューを適用する場合を考える。
・2段積み
上段のコギングトルク波形を
とすると、下段のコギングトルク波形は
となる。
ここで、nが2の倍数のときはT1とT2は同位相となるので、2段積みのステップスキューでは48、96、・・・次を低減することはできない。
・3段積み
上段のコギングトルク波形を
とすると、中段と下段は次のようになる。
nが3の倍数のとき、T1、T2、T3は同位相となるので、72、144、・・・次は低減できない。
以上より、リング磁石の着磁スキューは無限段積みのスキューと考えることができるので、すべての倍調波を低減できる。
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