第1章:数式で考える回転機 単相交流発電機の定式化

単相交流発電機の電気特性の定式化

 

 

 

単相交流発電機の等価回路は、単なるLR回路なので、内部抵抗R1、外部負荷R2とすると,

 

 

 

負荷の電圧は、

 

 

回転速度がwのとき、電流iが流れたとする。

 

 

 

 

強制電流iが流れたときのコイルの鎖交磁束fiは、永久磁石によってコイルに鎖交する磁束fMを弱める向きに発生する。

なぜなら、誘起電圧の位相はfMより90deg遅れた上、誘導電流の位相はさらにq遅れるからである。

その結果、トータル鎖交磁束はf0となり、これが誘起電圧を発生させる。

 

トータル鎖交磁束はf0X方向成分は、

 

 

トータル鎖交磁束はf0Y方向成分は、

 

 

より、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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