オシロスコープを選ぶときに カタログやデータシートでは分からないこともたくさんあります。
これまで50機種以上のオシロスコープの操作をしてきた計測器検索.comが、オシロスコープを選ぶ時の落とし穴、注意すべきポイントをピックアップ!
今回は基本スペック「以外」のところで注意ポイントをあげてみました。
目次
これは本当に論外です。
ストレス溜まりまくりです。
選んではいけません。
オシロは波形が見えればいいのですが極端に小さいとやっぱり使い辛いです。
また、ディスプレイは大きくてもメニュー表示部分がずっと出てて波形が表示されるスペースが小さいと残念です。
メーカーによりボタンの配置やユーザーインターフェースが違うのは仕方がないですが、あまりにも独自性がありすぎるのはやはり不便です。
直感的に操作できないオシロはストレス溜まっちゃいます。
メニューの階層が深いのもやっかいです。
ハンディの製品は小型な分、シフトキーなどを組み合わせた操作になるのでどうしても使いづらくなってしまいます。
スクリーンショット(画面コピー)はすぐにできる方がいいです。
スクリーンショットを取るために複数のボタンを押すのは面倒ですし、何より誤って違うボタンを押してしまうと設定をやり直さないといけません。
また、スクリーンショット(画像ファイル)が保存出来ても、オシロ画面で表示できない!なんて事もあるので確認しておきましょう。
最低でも画像、波形、設定、CSVなどは保存できるものを選びましょう。
がんばって高い製品を買うと修理の際も大変です。
1~3年の保証期間はついていますが、過入力や落下などユーザーに過失がある場合は保証期間内でもユーザー負担になってしまいますので 必ず先に確認しておきましょう。
最近の製品は定額修理料金が設定されているので事前におおよその周期金額は把握できます。
定額修理料金が設定されていなくても親切なメーカー、代理店であれば過去の修理実績金額なども教えてくれますので凡その価格は把握できます。
修理金額が定価の半分とかになってしまうと困りますよね。
またプローブが切れたり、別の種類のプローブが必要になった場合にも負担が大きいと大変です。
ホビーならそこまで気にする必要はありませんが、仕事で使うオシロであれば「校正ができない」という製品は避けた方が良いでしょう。
業務内容により校正が必要のないタスクもあるかもしれませんが、校正ができないメーカーの製品は仕事で使うには心配です。
あとは使い方や測定結果に疑問がある場合などにもアドバイスをもらえるメーカー(代理店)は安心できます。
オシロスコープを探すにはカタログやデータシートだけでは分からない部分がたくさんありますが、過去何十年とオシロスコープのデモや操作を行ってきた計測器検索.comが超おススメしたいオシロスコープが登場しました。
その名もMicsig
直感的な操作でレスポンスも良く、基本性能もばっちり、持ち運びも簡単。
まさに「ストレスフリー」のオシロスコープです。
最高2GSa/sのサンプリングに220Mptsのロングメモリ、波形更新速度も速く文句なしの性能です。
校正も正規代理店を通すことにより日本国内で対応が可能です。
世界No1の超一流オシロスコープメーカー テクトロニクスのMSO2と比較するとこんな感じ。
*価格は2024年7月時点
(100MHzモデルを除く)
また、これだけの性能を備えておきながら、上記のTOシリーズは1世代前のMicsig Gen4
今はさらに高性能の Micsig Gen5もあるので、性能にこだわるユーザーはそちらもありです。
でも個人的には先に紹介したGen4でも充分です。
またMicsigはプローブも豊富
オシロスコープ用の100MHz帯域の電流プローブが¥185,000-であったりします。
プローブ電源付属でこの価格。
テクトロニクスだと100MHzの電流プローブと専用のプローブ電源を合わせると軽く¥100万オーバー
有名ブランド名でのテストデータが必要な場合とそうでない場合の使い分けが重要ですね。
その他にも差動プローブや光アイソレーション型差動プローブ、ロゴスキー電流プローブなども抜群の性能の製品を驚きのコスパでラインナップしています。
Micsig は 今後、日本で最も注目されるオシロスコープメーカーの1つになるでしょう。
他には無い超便利な計測器選定ツール 3分動画 (音声無しでも見れます)
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